ブログのテーマとして、落書きやイラスト、小説等の
創作物をあげていきますよと言った傍ら
もっぱら最近、お留守になっておりましたが。
次回エントリーから、不定期的に自作ライトノベルを連載して
いこうかと思います。
タイトルは
Invincible(インビンシブル)
地球より200万光年先のアンドロメダ銀河に存在する
仮想の惑星、インパルスにて展開される物語。
*****************************************
新暦 蒼星暦15年。
地球とインパルスが互いに星間交流を果たすようになった
そう遠くない未来。
人型のAR(エアライダー)、戦闘機型のAS(エアストライカー)
それらを総称するAA(エリアルアームド)という主空戦型機動兵器が、
インパルスでは戦争の主役として活躍していた。
空の星インパルスで起こる、戦争叙事詩を描く。
******************************************
近年のロボットものは、少年が戦争に巻き込まれて軍の機動兵器に
乗り込んで渦中に身を投じていくというものがメジャーでお約束に
なってますよね。
少年がロボットに乗って、非凡な才能を発揮しエースパイロットとして活躍し、時には苦悩し、仲間とともに苦難を乗り越え成長していく。
ストーリーの違いはあれど、ロボット物の基本骨子であり王道と思われます。ガンダムもエヴァも根底にある、この構造は変わりませんでした。
なぜなら戦争という異常事態に巻き込まれていく流れは、戦いというものを表現するのに、受けて側にとっては理解しやすく。
また、戦争に巻き込まれた幼い少年(達)が、困難な戦いや、複雑な人間関係を克服して成長していく様は、万人の共感を得やすかったからです。
大抵のロボット戦記ものは、主人公の周囲で起こるドラマを中心に話が展開していく。その都度の歴史の流れなどは、ストーリーを彩るスパイス(設定)であることがしばしば。
歴史と人間ドラマを両立させて、ストーリを描いて成功させた戦記ものは、自分のなかではそう多くないと記憶しています。
銀河英雄伝などは、そういった作りの作品として傑作でした。
今回、筆者が執筆するInvincibleは物語を語る上で歴史を重視し、
時代に生きる人間達のドラマを描き、そして経済によって引き起こされる戦争を、表面上の物語として書いて行きたいと思っています。
ですが、この作品を持って筆者は真に語りたいことがあるのです。
筆者は、一つの論理をもって今の人類に警鐘を鳴らします。
それは、経済と人間の関係。
生活の利便性のために生み出された筈の経済。
経済が生まれた当時、金は生きる為の手段であり、目的ではなかった。
だが、今となってはそれは入れ替わり。
人類は、自己の利潤のため、自己の尊厳を示す材料として金を
求めるようになってしまった。
幸せの価値を金に見出すようになってしまった。
資本主義というものは人から大切な”何か”を奪い去ってしまったようだ。
それは、”命を賭し己の信ずるモノの為に戦う。信念に懸ける人間の生き方”そのものなのかもしれない。
国家間の経済競争は、新たな覇権争いの構図へと変貌した。
経済を掌握したものこそが、世界を制する。
先進国は経済利潤を追求し、経済による覇権獲得を目指そうと画策している。
だがその裏では経済後進国は、世界の下請け工場として使われ、人の命は利潤を生む為の道具として使い捨てられていく。
かつての思想(イデオロギー)がありきで次に利潤追求があった
国どうしの対立は現代にはなく、信念を置き去りにした金儲け主義だけが一人歩きして横行しているのが今の資本主義を旨とする人類の現状です。それが、現在の人類の実態だと筆者は思えてなりません。
左翼主義者たちはグローバリズムによる人類の画一化を唱えてはいますが、それは現在に置いては、まだ不可能だと筆者は思います。
おそらく遠い未来、自由主義と資本主義によるグローバリズムで人類の思想は一色に塗りつぶされる日が来るとは思いますが、グローバリズムによって統一されるほど、人類の意識はまだまだ画一化されてもおらず、進歩もしていません。
未だに人類は、アイデンティティとイデオロギーを醸成する場を国家や民族に委ねなければ生きていけないのが現状です。
国にとっての個人のあり方、個人にとっての国のあり方を一考しなければならないのではないでしょうか。
民族の伝統・歴史とは、思想とは、国とは。
今の日本においてもこれは、最も特に再認識しなければならない重要なことです。
Invincibleの舞台、惑星インパルスはイデオロギーによる国家間対立は殆どありません。
一つの世界宗教の存在が、イデオロギーの統一を成しているからです。
ですが、その反面。経済による影響力が強く、しばしば経済利潤を巡る
争いが、この星では後を絶ちません。
この世界では、経済の為に人類は生きています。
経済利潤を追求する人類の愚かさと、人間として何を大切にしなければならないのか。
この二つを根底のテーマとし、物語を書いていきます。
これは、今の資本主義を第一と考える人間達に対するアンチテーゼでもあるのです。
物語は主人公を中心に展開して行きますが、彼も時代に登場する一人
の人物として扱い、様々な人間達と国々の思惑が絡む戦争戦記を
作っていく所存です。